恵まれた環境にいる人そうではない人、いろいろいると思いますが、恵まれた環境にいる人は人から妬まれやすいものです。今回の投稿者さんは環境には恵まれていますが、身に降りかかった出来事を考えるとそうとは言えません。ママたちの間で噂に尾ひれがつき、シングルマザーの投稿者さんに嫉妬し結果的に悪い方向へ行ってしまいました。
みんなに支えられての子育て
私の夫だった人は、ある事件の巻き添えに遭って亡くなりました。
TVのローカルニュースや新聞の地方欄などで報道されたので、私がシングルであることも地元では多くの人が知っていました。
子供を幼稚園に入れた時、園の先生や数人のママさんから「1人で大変じゃないの?」とか「困ったことがあったら相談しないとダメよ」などと、励ましのエールをいただきました。
子供にとっても私にとっても幼稚園に入ることは初めての経験なので不安が多かったのですが、温かな人たちに恵まれた環境で良かったとその時は思いました。
亡くなった夫は一人っ子だった事情もあり、シングルになってからも私は子供と一緒に義父母の家で暮らしていました。
私はフルタイムで働いていて家にいられる時間が限られていましたが、養父母は私の子育てにとても積極的に協力してくれました。
子供の通園についても、朝は私が出勤時に連れて行きましたが夕刻は養母がパート帰りに迎えに行ってくれていました。
ママたちから無視される
子供も毎日楽しそうに元気よく通園しているので安心していたのですが、朝、幼稚園でママさんに会って「おはようございます」と挨拶をしても、目を背けられるようになりました。
何か失礼なことをしたのかも知れないと思ったのですが、どんなに記憶を手繰っても心当たりがありません。
もしかすると自分の子供が何か良くない事をやったのだろうかとも考えて、ある日の朝、園の先生に確かめてみました。
しかし「いつもみんなと仲良く遊んでいますよ」とのことで、トラブルは無さそうでした。
家でも、養母にママたちの様子を聞いてみたところ「いつもご苦労様です、とにこにこしながら挨拶されるけど、何かあったの?」と逆に気にされてしまう始末でした。
無視の理由は服装?!
ママさんたちとの距離はだんだん開いていきました。そんなある日の夜、家で義母が気になることを話してくれました。
「きょうスーパーでM美ちゃんのママに会ったの。
『娘のこともどうぞよろしくお願いします』って言ったらね、『毎朝スーツをびしっと着てお子さんのお世話もお仕事もしっかりされておられるようですから、私たちのような頭の悪い庶民が関われる人ではありません』って。嫌味みたいに言われて腹立ったわ。」
確かにここは田舎で企業やオフィスなどはとても少ないので、特にスーツを着ている女性を見ることはなかなかありません。
女性の多くは働いているのですが、パートタイマーが主流です。
だからというわけではありませんが、子供を送迎するママさんたちの服装は、普段着っぽい感じが多いです。
それにしても、スーツ姿で働いているからという理由で仲間外れにされるとは、びっくりしました。
シングルですが何か悪いですか?
実は、これだけに終わってはいないのです。
その後もママさんたちとの間で、シングルの私に関する色々な話が作られていきました。
「亡くなった夫の家に居座り続けるのは、遺産が欲しいから。」とか「新しく園に来た若い男の先生に、媚びを売っていた。」とか「ひとり親だと国から手当てがいっぱい貰えるから贅沢できる。くやしい」等々です。
子供たちへの影響が心配になりましたが、彼らは独自の世界を守って遊んでいるようでしたので、その点はとても安心しました。
でも、こういう些細な事で嫉妬をされるとどんな行動もやり辛くなります。
女性の社会は難しいと改めて感じました。
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